バラ(薔薇)
ほのか
花の美しさにおいては比類のないバラ。そのバラに魅了されて育ててみたいと思う方はたくさんいると思います。
でも「バラって難しいんでしょう?」と聞かれるのもお約束。確かにそういう印象の強い植物でもあります。
特に日本ではバラの天敵である害虫が多く、病気もいろいろと発生します。
バラ園などで見るように、バラをほとんど無傷の美しい状態に保つのは無理といってもいいほど...。
まして薬剤に頼らないでバラを育てるのは、さらに手間がかかるのも事実です。
でも、それでもバラをわが家で育てたい!美しい花を毎年見たい!と思うからこそ、バラ好きの皆さんはがんばるわけなんですよね♪
そうは言っても、バラにもたくさんの種類があり、なかには育てやすい品種もたくさんあります。
基本的に丈夫な花木なので、ほったらかしで虫に食われてもそれなりには咲いてくれるんです。
また、地植えにしてある程度年数が経つと、抵抗力がつくのか、病害虫に強くなり手間がかからなくなることもあります。
美しいだけでなく、いろんな意味で興味深い植物なんですよ。
バラに興味をもった方、この機会に育ててみたいと思った方は、是非いろいろな本や経験談を参考にして、自宅でバラを楽しんでみてはいかがでしょう。
このコーナーが少しでもお役に立てれば幸いです。
つるバラ
アイスバーグ
つるバラとは枝(シュート)が長く伸びるバラを総じて言います。
アーチやフェンス、壁面など、立体的にあるいは平面的に、自由自在に誘引することで、個性的な庭を演出することができるステキなバラです。
一言でつるバラと言っても様々なタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。
つるバラと長くお付き合いするためには、無理をせずご自分の環境に合ったタイプを選ぶとよいと思います。
私も数々失敗しております...(汗)
種類がとても豊富なので、来年の庭を思い描きながら選ぶ楽しみもありますね。
ハイブリッドティー
フロリバンダ
シュラブローズ
ラベンダードリーム
半つる性のバラで、枝を長く伸ばせば小型のつるバラとして利用できます。
また四季咲き品種の多くは短く切り詰めて、木立ち(ブッシュローズ)のように仕立てることもでき、利用範囲の広いバラです。
オールドローズ
マダム・ピエール・オジェ
1867年以前に誕生したバラをオールドローズといいます。
オールドローズは十数種の系統に分かれており、それぞれに特徴があります。
花は一季咲きが多いですが、返り咲くものや四季咲きの品種もあり、繊細で上品な花にファンが多いバラでもあります。
アンティークタッチのバラ
イングリッシュローズ
グラハムトーマス
イギリスのバラ育種家デビッド・オースチンが生み出したオールドローズの魅力を持つ現代バラ。
イングリッシュローズは、1970年代に入ってから注目されるようになった比較的新しいバラのグループです。
オールドローズとモダンローズであるハイブリッド・ティー、フロリバンダを交配することで生まれました。
オールドローズのクラシカルな魅力と香り、モダンローズの豊富な色と四季咲き性、両者の良さを併せもつのが魅力とされています。
耐陰性のあるバラ
ヴァイオレット
バラは日当たりがよい方が成長も花つきもよいのですが、中には樹勢が強く、日照時間が少なくても育てられる品種があります。
日当たりが悪くてバラ栽培をあきらめている方も、試してみてはいかがでしょう?
トゲの少ないバラ
ユキコ
バラにはトゲがつきものですが、トゲが少ないバラ、トゲがほとんど無い品種もあるんです。
お手入れで怪我したくない、小さな子供がいる家庭でもバラを育てたい、そんな方の参考になればうれしいです。