千日紅(センニチコウ)
千日紅 バディ
分類:ヒユ科、非耐寒性一年草
学名:Gomphrena globosa
原産地:熱帯アメリカ
和名:
種まき時期:4月~5月
開花時期:6月~11月
発芽適温:20℃~25℃
生育適温:15℃~30℃
発芽日数:5~10日
株間:20cm
覆土:1mm
千日紅は熱帯原産の植物なので、暑さに強く、比較的乾燥にも耐えるので、夏から秋のお花としてとてもおすすめです。
開花期も長く、春まきした株の開花は7月上旬ごろからで、10月~11月頃までずっと咲き続けます。
低温には弱いので、気温が10℃を切ってくると傷み始めます。
花に見えるのは苞が球状に集まったもので、切り花やドライフラワーに適しています。
カラフルな花色は白から淡いピンク、濃いピンク、紫、赤までバリエーションがあります。
右上の写真は最近人気のあるストロベリーフィールズ。朱赤のお花は夏から秋の庭にピッタリで大好きです♪
種子は小さめで、適温にならないと発芽率が悪くなります。
早めにまく場合は室内の暖かい場所で発芽させるとよいです。
栽培のポイント
種まき
まき時は4月~5月ごろが適期で、適温なら10日前後で発芽が始まります。
温度が低いと発芽率がとても悪くなるので、適温になってからまくのがおすすめです。
早まきする場合は種まきする前2~3週間程度、室内の暖かい場所にタネを置いておくとよいです。
タネは比較的小さめなので箱まきが適していますが、セルトレーやジフィーセブンに2~3粒づつまいて間引く方法でもよいと思います。
箱まきの場合、バラまきでもよいですが、ピンセットなどで点まき(一粒ずつタネを置く)するほうが、発芽した後の管理が楽です。
まき床には市販の種まき専用土やピートバンを使うとよいです。
覆土は1mm程度にし、発芽まで底面給水させて暖かい場所で管理します。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
発芽したらよく日に当て、過湿にならないように乾かし気味で育てます。かといって、ちょっと忘れるとカラカラに乾燥させてしまったりするので、これも注意!
本葉が2~3枚になったころに一本ずつ丁寧にポリポットなどに鉢上げします。
鉢上げ用の土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。
一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすことがあります。
鉢上げや仮移植の際、種まき専用土などの市販の培養土を使う場合は特に肥料は必要ありませんが、赤玉や腐葉土などで混合土作る場合は元肥として化成肥料を少し混ぜておくとよいです。
ポリポットなどでしばらく育苗し、根が回ってきたら株間を15~20cm前後空けて定植します。
病害虫
育苗中はナメクジの侵入や、過湿による根腐れに気を付けましょう。
栽培記録(2015年)
まとめ
【品種】:千日紅 バディ(国華園)
【播種日】:2015年4月17日
【播種場所】:室内の暖かい場所
【発芽までの日数】:約1週間
バディは草丈20~30cm、花壇や寄せ植え向きの矮性種です。
4月中旬はまだ気温が低いので、種まきの2週間ほど前から、種子を室内の暖かい場所(昼は日光が差し込む窓際、夜は暖房の効いた場所)に置いておきました。
種まきにはココピートをメインにパーライトを少し混ぜた軽い混合土を使い、箱まき用の平鉢にバラまきしました。
4月中は気温が上下するので、発芽後は暖かい日は昼間は外で日に当て、夜は室内へ取り込みました。
また、多湿を嫌うのでまき床がびしゃびしゃにならないように注意しました。
発芽率はとてもよく、その後の成長も順調。鉢上げには赤玉と腐葉土の混合土を使用し、元肥に化成肥料を少し入れました。
6月の中旬、9cmポットに根が回った頃に鉢に植え付けました。
7月に開花が始まり、夏から秋には沢山の花を咲かせたのですが、満開時の写真を撮っていませんでした!(涙)
というわけで、ドライにした状態の写真しかありません...とほほ
栽培記録
(4/23)
子葉が開きました
(5/5)
本葉が出てきました!
(5/6)
7.5cmポリポットに鉢上げ
(5/29)
9cmポリポットに鉢増し
(6/4)
大きくなってました
(6/18)
蕾が見えてきました
(7/7)
開花かな?
(7/18)
まだ花が小さいです
(12/25)
ドライに...