ブロッコリー
ブロッコリーの頂花蕾
分類:アブラナ科
学名:Brassica oleracea var. italica
別名:緑花野菜
旬の時期:11月~3月
原産地:地中海東部
ブロッコリーは代表的な冬野菜の1つで、体にとてもよい野菜としても有名です。
一般的に真ん中にできる直径15cm前後の頂花蕾と呼ばれる部分を食べますが、品種によっては脇芽として出る側花蕾も食べられます。
中心の太い茎も外側の固い部分を取り除いて、中の柔らかい部分を食べることができます。
ブロッコリーは家庭菜園向きの野菜で、種まきからでも比較的簡単に育てられます。
秋には苗も出回るので、種まきが不安な場合は苗を購入すれば手軽に栽培できます。
種まきは夏まき、春まきができますが、害虫の少ない冬に収穫できる夏まきがおすすめです。
ブロッコリーを食べる
栄養成分と効果
茎ブロッコリー
若いころはあまり好きな野菜じゃなかったのですが、とれたてを食べてからすっかり好物になりました。
冬野菜は甘いと言われますが、ブロッコリーもその1つ。凍結から身を守るためにデンプンからショ糖を作り葉や茎に蓄えるためです。
ただ収穫してから時間が経つとこの甘みも徐々に減ってしまうので、家庭菜園ならではの楽しみでもあります。
ブロッコリーは抗ガン作用が高いと言われるアブラナ科野菜の1つです。
ブロッコリーの辛味成分に含まれるスルフォラファンは、肝臓の解毒酵素を増やしてガンを抑制する効果があります。
また抗酸化作用があるβ-カロテン、ビタミンCが豊富に含まれています。
レシピ
ゆでてそのまま頂くのが簡単でおすすめですが、炒めものなどの調理にも向いています。
わが家では冬から春にかけては毎朝、温野菜サラダにして食べています。
茎は外側の固い部分をそぎ落とし、細切りにしてキンピラにしたり、シチューなどスープ類に入れて食べています。
ちなみに私はゆでるのではなく、栄養分が流出しないように3~4分蒸すようにしていますが、レンジでチンの方も多いようです♪
ブロッコリーの育て方 ~プランター栽培編
栽培スケジュール
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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種まき | ■■ | ■■ | ||||||||||
植え付け | ■ | ■■■ | ||||||||||
収穫 | ■ | ■■■ | ■■■ |
種まき
種は比較的小さめですが、発芽率はわりとよいです。
種まきの方法
(1)9cmポリポットやジフィーセブンに3~4粒まき、(2)セルトレーに1~2粒まき、(3)箱まき
(1)が一般的、(2)は苗を沢山作る場合、(3)はタネもったいない派向き。
覆土:5mm、タネが隠れる程度
育苗
(1)ポリポット:本葉3~4枚の頃までに間引いて1本立ちに
(2)セルトレー:本葉1~2枚の頃、間引いて1本立ちに
(3)箱まき:本葉が見え始めた頃、ポリポットに1~2本ずつ鉢上げ
育苗用土のポイント
タネまきや育苗には専用土を使うと肥料の管理をしなくてよいので楽ちんで安心です。
自分で用土を作る場合は肥料焼けしないように、薄めの液肥を施すようにしましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
植え付け
植え付け適期は、本葉が5~6枚程度になったころです。
鉢植えの場合は直径30cm以上のプランターに1株が目安。
市販の培養土2+完熟堆肥1の割合で混ぜた用土に元肥として化成肥料や有機質肥料を施します。
苗がグラグラするようなら、支柱を立てます。
鉢の置き場所は日当たりと風通しの良い場所が適しています。
追肥・土寄せ
植えつけから約1週間後、根づいたころから化成肥料を2週間おきに1度、または液肥を週に1度を与えます。
植えつけから約2週間後、倒れないように株元に増し土を行います。
収穫
品種にもよりますが、中心の頂花蕾が直径10cm~15cmになったころ付け根をハサミで切り取って収穫します。
側花蕾を収穫するときは追肥してそのまま育てます。
病害虫
ヨトウムシ、コナガの幼虫(アオムシ)が大敵です。ベランダなどの風通しの悪い場所ではアブラムシも発生します。
ブロッコリーを探す
探し方のポイント
ブロッコリーには、頂花蕾を大ききくして収穫するものと、茎ブロッコリーといって側花蕾をメインに収穫するタイプの2つがあります。
茎ブロッコリーは頂花蕾が小さいうちに取り除いてしまい、その後に伸びる側花蕾を収穫していきます。
また、頂花蕾を収穫するタイプにも、頂花蕾の収穫後に出る側花蕾を食べられる品種が多くあります。
どちらも育てやすいですが、個人的には頂花蕾&側花蕾を収穫できる2度おいしいタイプがおすすめです。
頂花蕾&側花蕾タイプでは緑嶺(サカタのタネ)やハイツSP(タキイ種苗)、茎ブロッコリーではスティックセニョール(サカタのタネ)やグリーンボイス(タキイ種苗)が人気です。
茎ブロッコリーの茎は特に甘味があって美味しいですよ。
ピックアップ
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