トレニア
トレニア・パープル
分類:ゴマノハグサ科、一年草/多年草
学名:Torenia
別名:ナツスミレ、ハナウリクサ
原産地:インドシナ
種まき時期:4月中旬~6月中旬
開花時期:7~11月
発芽適温:20℃~25℃
生育適温:20℃~30℃
発芽日数:5~10日
株間:25cm
覆土:なし
トレニアには一年草タイプと多年草タイプがありますが、種まきできるのは一年草タイプのトレニア・フルニエリ(T.fournieri)とトレニア・バイロニー(T.bailloni)です。
店頭でよく見かけるタネはフルニエリ種で、タキイ種苗の「ピッコロ」や「カウアイ」、サカタのタネの「サイクロン」などがあります。
近年はよりカラフルになり、以前はみかけなかったレモンイエローなどもあります。
バイロニーは這い性、くっきりとした黄色の花に黒目のアクセントが特徴的です。
トレニアはとても丈夫で、夏から晩秋まで絶え間なく咲き続けるため、夏には欠かせないお花です♪
庭植えでも寄せ植えでもOK、日向だけでなく半日陰でも咲いてくれるので、とても重宝します。
適温での発芽率は比較的良いので発芽さえすれば育てやすいのですが、種子がとても細かく小さいのでちょっと扱いにくいかもしれません。
最近はペレットシード(PS)といって、種子をコーティングして大きく扱いやすくしているものもありますよ。
栽培のポイント
種まき
蒔き時は4月中旬~6月中旬ごろが適期で、適温なら約1週間~10程度で発芽が始まります。
温度が低いと発芽率がとても悪くなるので、適温になってから蒔くのがおすすめです。
早蒔きする場合は種まきする前2~3週間程度、室内の暖かい場所にタネを置いておくとよいです。
タネはとても小さいので箱蒔きが適しており、蒔き床には市販の種まき専用土やピートバンを使うとよいです。
種子が細かくて見にくいのですが、厚蒔き(タネを密にまくこと)にならないようにバラ蒔きし、底面給水させて発芽まで日陰で管理します。
トレニアは好光性種子なので覆土は不要です。
発芽までは乾燥させないように注意しましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
発芽したらよく日に当て、本葉が2~3枚になったころに一本ずつ丁寧にポリポットやジフィーセブンなどに鉢上げします。
鉢上げ用の土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。
一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすことがあります。
鉢上げや仮移植の際、種まき専用土などの市販の培養土を使う場合は特に肥料は必要ありませんが、赤玉や腐葉土などで混合土作る場合は元肥として化成肥料を少し混ぜておくとよいです。
ポリポットなどでしばらく育苗し、根が回ってきたら株間を20~30cm程空けて定植します。
病害虫
育苗中はナメクジの侵入やヨトウムシなどの食害に気を付けましょう。
栽培記録(2015年)
まとめ
【品種】:トレニア ブルー&ホワイト(自家採取の種子)
【播種日】:2015年3月27日
【播種場所】:室内の暖かい場所
【発芽までの日数】:約1週間
タネを購入して育てていたこともありますが、最近は以前に店頭で購入した苗から毎年種子を自家採取して苗を作っています。
この親苗の品種名がなく不明なのですが、問題なく親株と同じ株ができています。
3月下旬はまだ気温が低いので、種まきの2週間ほど前から、種子を室内の暖かい場所(昼は日光が差し込む窓際、夜は暖房の効いた場所)に置いておきました。
種まきにはココピートをメインにパーライトを少し混ぜた軽い混合土を使い、箱蒔き用の平鉢にバラ蒔きしました。
思いっきり厚蒔きになってしまい、子葉が開くころにはモコモコです(^_^;)
4月中は気温が上下するので、発芽後は暖かい日は昼間は外で日に当て、夜は室内へ取り込みました。
鉢上げには赤玉と腐葉土の混合土を使用し、元肥に化成肥料を少し入れました。
成長が早いので7.5cmポリポットから鉢増しせずに、そのまま定植しました。
栽培記録
播種後1週間(4/5)
発芽が始まりました
(4/14)
子葉が開きました
(5/5)
本葉が出てきました!混みこみ(^^;)
(5/6)
7.5cmポリポットに鉢上げで~す
(6/4)
本葉が増えてきました
(6/4)
プランターに植え付けです
(6/13)
蕾がついてきました
(6/21)
開花が始まりました
(7/6)
あっという間に大きくなりました