オンファロデス・リニフォリア
オンファロデス・リニフォリア
分類:ムラサキ科、耐寒性一年草
学名:Omphalodes linifolia
和名:ヤマルリソウ
開花時期:4月~6月(環境による)
草丈:30cm前後
花径:1cm
発芽適温:不明
播種時期:秋蒔き(わが家では10月頃)
覆土:タネが隠れる程度
オンファロデス・リニフォリアは小さな純白の花がとても清楚で可憐な一年草です。
葉は青みがかった緑で、白花とのコントラストがクールでとても美しいです。
種まきは種子の販売がないようなので、苗を購入して種子を自家採取します。
以前はめったにお目にかからなかったのですが、最近では4月になると園芸店に苗が並ぶようになりました。
リニフォリアはオンファロデスの中でも一年草のタイプで、初夏にはタネを残して枯れてしまいます。
種子は比較的大きいので採取もしやすいですよ。
わが家では秋に蒔き、春に植え付けています。
耐寒性はありますが、育苗中は強い霜や寒風があたらない場所で冬越しさせたほうがよいです。
こぼれ種で発芽したものなど、毎日霜にさらされると株の成長が鈍ってしまい、春になっても回復しないことが多いです。
植え付けの適応場所は日向から半日陰まで。
栽培のポイント
種まき
秋蒔きは9月下旬~10月ごろが蒔きどきです。
タネは扱いやすい大きさで発芽率もよい方なので、箱蒔きして一本ずつ鉢上げしてもよいし、ポリポットやジフィーセブン、フィジーポットなどに2~3粒ずつ直まきし、間引きをしてもよいと思います。
箱蒔きの場合は蒔き床にタネが重ならないようにピンセットなどで一つずつ蒔くとよいです。
覆土はタネが隠れる程度、底面給水させて発芽まで日陰で管理します。
通常なら約1週間前後で発芽が始まります。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
オンファロデス・リニフォリア
発芽したら日に当て、箱蒔きの場合は本葉が出たら、一本ずつ丁寧にポリポットやジフィーセブンなどに鉢上げします。
鉢上げ用の土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすことがあります。
赤玉や腐葉土などの混合土に鉢上げする場合は、元肥として化成肥料を少量混ぜておくとよいです。
真冬は極端な寒さや霜を避けるために、わが家では簡易ビニール温室に入れて日向で冬を越させています。
暖かい地域なら日当たりの良い軒下などでもよいと思います。
庭植えの場合は、春になり霜が降りなくなった頃植え付けるとよいです。
病害虫
秋蒔きの育苗中は寒い時期なので特に心配する病気や害虫はありません。
栽培記録(2013年)
まとめ
【品種】:オンファロデス・リニフォリア(自家採取)
【播種日】:2013年9月30日
【発芽までの日数】:約1週間
この年は蒔き床にココピートをメインの混合土、鉢上げに赤玉土と腐葉土の混合土を使いました。
栽培記録
(10/10)
双葉が開ききりました
(10/29)
7.5cmポリポットに鉢上げ
(11/19)
本葉が増えてきました
(12/9)
さらに本葉が増えてきました
(1/5)
さらに本葉が増えてきました
(3/11)
葉が青みがかってきました
(4/1)
3月下旬に定植しました
(4/28)
開花が始まりました