ナスタチューム
ナスタチューム・ホワリーバード
分類:ノウゼンハレン科、一年草
学名:Tropaeolum majus
和名:キンレンカ(金蓮花)
原産地:南米北西部
種まき時期:3月~5月
開花時期:4月~7月、9月~10月
発芽適温:20℃前後
生育適温:20℃前後
発芽日数:7~14日
株間:15cm~20cm
覆土:1cm
本来は蔓性(つる性)で、3m近くにも達するそうですが、日本の大手種子メーカーが販売しているタネはほとんどが矮性種です。
実際、タキイ種苗やサカタのタネが販売しているナスタチュームの草丈を見ると30cm前後となっています。
海外の輸入種子やハーブとして販売されているタネにはつる性のものがあります。
種子の説明では春まきのみですが、調べてみると秋まきもできるようで、室内などの暖かい場所で冬を越させれば早春から咲きます。
翌年はこぼれ種が発芽し、また花が咲いてくれるようですね。種子の採取も可能です。
栽培のポイント
種まき
タネは大きいので、とてもまきやすいです。
まき時は春まきが一般的ですが、4~5月咲きを目指す場合は室内で2月頃に種まきします。
種子が大きいので、ポリポットやジフィーセブン、セルトレーに直接タネをまく「ポットまき」がおすすめです。
播種後は1cm程度覆土し、底面給水させて発芽を待ちましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
発芽したらよく日に当て、本葉が5~6枚になったころに摘心すると、枝数が増えてボユームが出ます。
窒素分の多い肥料を与えずぎると、葉ばかり茂って花が少なるので要注意です。
花壇やプランたーへの定植の際は、株間20cm程度の間隔で、日当たりと水はけのよい場所に植え付けましょう。
病害虫
アブラムシやアオムシがついたり、うどんこ病にかかることがあります。
栽培記録(2017年)
まとめ
【品種】:ホワリーバード・ミックス(サカタのタネ)
【播種日】:2017年2月3日
【発芽までの日数】:約10日
種まきにはココピートを使い、セルトレーに1粒ずつまき、室内の暖かい窓辺で発芽を待ちました。
今回は2月の寒い時期でしたが発芽率は良好、その後の成長も順調でした。葉が増えてきたところで、4~6枚を残して摘心し、ボリュームが出るようにしました。
早い種まきだったため、開花も早く、長い間花を楽しむことができました。上の写真は5月下旬頃の写真です。
暑くなって株が弱ってきたところで、鉢から抜いて切り戻し、再びポリポットで涼しい場所で管理。秋に復活するか観察中です。
栽培記録
(2/14)
子葉が顔を出しました。
(2/19)
本葉が見えてきたので、セルから抜き出しました。これからポリポットに鉢上げです。
(2/28)
本葉が順調に増えています。昼間は暖かいベランダで日に当て、夜は室内へ。
(3/28)
本葉が順調に増えてきたので、9cmポリポットに鉢増ししました。ここからベランダで管理です。
(4/12)
暖かくなってきたら成長が早いです。そろそろポットに根が回ってきました。
(4/28)
花が咲き始めました。
(5/7)
やばっ!ちょっとほったらかしにしているうちに、どんどん花数が増えてきました!とっととプランターに植え付けます。
(5/7)
タラー!横長のプランターに植え付けてみました。