デージー
タッソーストロベリー&クリーム
分類:キク科、耐寒性一年草
学名:Bellis perennis
和名:ヒナギク
原産地:ヨーロッパ
種まき時期:8月下旬~10月
開花時期:2月~5月
発芽適温:20℃
生育適温:5℃~25℃
発芽日数:7~8日
株間:15cm~20cm
覆土:1mm
和名ではヒナギクとも呼ばれ、日本では長く親しまれている早春のお花です。
種子は小さめですが、比較的発芽率もよく丈夫なので、タネから育てやすいお花だと思います。
温暖地では秋播きが一般的ですが、寒地では春まきもできます。
園芸店では晩秋に開花株が出回りますが、わが家の環境では9月上旬に蒔いてもなかなか年内には開花しません。
もっと暖地なら可能なのかもしれませんね。
栽培のポイント
種まき
秋まきは8月下旬~10月中旬ごろ、春まきは3月~4月がまきどきです。
タネは小さめなので箱まきが適しており、まき床には市販の種まき専用土や赤玉極小粒、またはピートバンを使うとよいです。
まき床にタネが重ならないようにバラまきし、タネが隠れる程度覆土、底面給水させて発芽まで日陰で管理します。
通常なら約1週間前後で発芽が始まります。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
発芽したら日に当て、本葉が2~3枚になったころ、一本ずつ丁寧にポリポットやジフィーセブンなどに鉢上げします。
鉢上げ用の土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすことがあります。
赤玉や腐葉土などの混合土に鉢上げする場合は、元肥として化成肥料を少量混ぜておくとよいです。
本葉が10枚程度になったら、遅くとも霜が降りる前の11月上旬ごろまでに定植します。
庭植えの場合は、できるだけ凍ったり強い霜があたるような場所は避け、日当たりがよく、水はけのよい場所に植え付けます。
春になると株が張ってくるので、株間は15~20cm程度とりましょう。p>
耐寒性はありますが、あまり強い霜にさらされ続けると成長が悪くなり、春になってもあまり大きくならないことがあります。
苗が小さい場合は軽く霜よけをして、ポット苗を徐々に鉢増ししながら冬を越させ、霜が降りなくなった頃に植え付けるとよいです。
病害虫
秋まきの育苗中は寒い時期なので特に心配する病気や害虫はありませんが、春になり暖かくなると風通しの悪い場所ではアブラムシに注意が必要です。
栽培記録(2018年)
まとめ
【品種】:デージー花壇用混合(サカタ)
【特徴】:かれんなひな菊の混合
【播種日】:2018年8月20日
【発芽までの日数】:約5日
久しぶりのデージーの種まきです。
今年は鹿沼土の極小粒にバラまきし、日陰で底面給水させながら発芽をまちました。
発芽してからは特に問題もなく成長し、開花しました。
残念なのはいろんな種類が入っているように書いてあったのに、結局2種しか出なかったこと。写真みたいな赤色はでなかったなぁ。
それから鉢植えはちょっと詰めすぎたみたいなので、もう少し余裕をもって株間をとればよかったかな~
栽培記録
(8/25)
発芽率もまずまず。暑いので午前中だけすだれ越しに日に当てています。
(9/6)
順調に本葉が出てきました。けっこう成長にバラつきがあります。
(10/16)
根がまわってきたので、7.5cmポリポットに鉢増ししました。
(11/4)
さらに、9cmポリポットに鉢増ししました。
丈夫なので、成長不良の苗はありません。
(11/27)
根が回ってきました。そろそろ植え付けしようかと思っていますが、忙しくて手がまわらない (;´Д`)
(12/18)
ついに花壇と鉢に植え付けましたー。寒さでロゼット状になっています。
(3/1)
株もだいぶ大きくなって、やっと蕾が付いてきました。
(3/10)
開花が始まりました。まずは白から。ちょっと苗を詰め過ぎだったかも...
(4/10)
満開状態です。こちらは白。オーソドックスなデージーです。花にはアブラムシが結構ついてます。
(4/10)
こちらは淡いピンク。花びらの先端がやや濃いめのピンク。結局白とこのピンクしかでませんでした。
栽培記録(2007年)
まとめ
【品種】:タッソーストロベリー&クリーム(タキイ)
【特徴】:イチゴクリームのような可愛い花
【播種日】:2007年9月6日
【発芽までの日数】:約1週間
この年は初めてデージーの種まきをしたので、まき床にピートバン、鉢上げにジフィーセブンを使いました。
栽培記録
(9/15)
本葉が出たのでジフィーセブンに2本ずつ鉢上げ
(10/16
ジフィーから根が飛び出してきたので定植
(3/7)
やっと開花し始めました