ケイトウ
久留米ケイトウ
分類:ヒユ科 非耐寒性一年草
学名:Celosia argentea
原産地:東南アジア、インド
和名:鶏頭
種まき時期:4月~6月中旬
開花時期:7月~10月
発芽適温:25℃前後
生育温度:10℃~30℃前後
発芽日数:5~10日
株間:15cm~20cm
覆土:5mm
ケイトウには写真のような昔から馴染みのある鶏冠鶏頭(トサカケイトウ)のほか、ロウソクの炎のような形の羽毛ケイトウや花穂が細長いノゲイトウがあります。
羽毛ケイトウやノゲイトウは学名のセロシアで出回ることが多いです。
適温下では発芽率は比較的よい方で、発芽後も特に病気もなく丈夫で育てやすいお花です。
栽培のポイント
種まき
種まきの適期は4月~6月上旬ごろですが、発芽には高温が必要です。温度が低いと発芽率がとても悪くなるので、適温になってから蒔くのがおすすめです。
早蒔きする場合は種まきする前2~3週間程度、室内の暖かい場所にタネを置いておくとよいです。
一般的に「箱まき」が適していますが、ポリポットやジフィーセブン、セルトレーに直接タネをまく「ポットまき」もできます。
タネは小さめなのでポットまきの場合は、5~6粒づつまくとよいです。
播種後は5mm程度に覆土し、底面給水させて発芽を待ちましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
箱まきの場合、本葉が2~3枚のころに9cmポリポットに移植し、苗を育てます。
苗の成長は比較的早いので、本葉が6~7枚になったころ、日当たりと水はけのよい場所に植え付けましょう。
病害虫
特にありませんが、ヨトウムシやアオムシの食害に注意しましょう。
栽培記録(2022年)
まとめ
【品種】:ケイトウ「ボンベイ・ブロンズ」(タキイ)
【特徴】:トサカタイプで育てやすく、花瓶での持ちもよく色が褪せにくいので切り花としても長く楽しめる
【播種日】:2022年6月19日(ベランダ)
【種まきの方法】:箱まき
【種まき用土】:ココピート
【発芽までの日数】:約10日
今年は梅雨の間にまったりと育てようと思って6月の中旬にタネまきしたのですが、なんと6月下旬に梅雨が明けてしまい、7月の上旬まで猛烈な暑さが!
ベランダの日陰でなんとかやや遅れ気味で発芽しましたが、その後は特に病気や害虫にも悩まされず順調に育ちました。
栽培記録
(7/8)
本葉が出始めました。そろそろ鉢上げです。
(7/27)
ケイトウは成長が早いです。9cmポリポットに鉢増ししました。
(8/6)
草丈が30cm近くなってきました。中央に小さな黄色い花が見えてます。
(8/25)
成長がよいものから鉢に植え付けました。
(9/7)
花序が大きくなってきました。ボンベイは花序が扇型になる品種です。草丈は50~60cmぐらい。
(9/17)
花序の成長が止まりました。今がピークのようです。黄色っぽかった色が落ち着いてきました。
(10/6)
そろそろ退色し始めています。くすんだベージュ色のような感じで、見ようによっては枯れてるようにも見えるかなー。
ほぼ同時にたねまきした紅貴(↓の残り種)はほとんど退色もなく真っ赤なので、この色は退色が早いと思います。
栽培記録(2017年)
まとめ
【品種】:ケイトウ「赤茎久留米 紅貴(こうき)」(タキイ)
【特徴】:花冠が鮮明な緋紅色で高性、丈夫で作りやすい品種。
【播種日】:2017年5月2日(ベランダ)
【種まきの方法】:箱まき
【種まき用土】:ココピート
【発芽までの日数】:約7日
暖かくなった5月にベランダで種まきから育苗を行いました。
発芽してからは、特に病気や害虫にも悩まされず順調に育ちました。
今回は生育がよいものを鉢植えにし、残りを庭植えにしてみましたが、どちらも草丈50~60cmぐらいです。種子の説明には草丈1mとあるので、本当はもっと大きくなるのでしょう(汗)
暖かい季節は早めに定植すべし。よくやる失敗なんですが、ポットに根が回るまで放置しているとその後の生育が悪くなるんですよね。
でも、幸い花冠は握りこぶしぐらいの大きさになり、鮮やかな緋紅色がとてもキレイです♪
栽培記録
(5/9)
発芽が始まりました。色が赤っぽいのでよく見えないが(^_^;)
(5/13)
子葉が開ききりました。
(7/23)
現在7.5cmポリポット。大きくなってきました。
(7/30)
9cmポリポットに鉢増ししました。赤い蕾?というか小さい花が中央に見えてきました。
(8/17)
成長のよい株を鉢植えにしてみました。花も少し大きくなってきています。
(9/16)
草丈は50cmぐらい、花は握りこぶしぐらいに成長。なかなかキレイです。