ベゴニア・センパフローレンス
ベゴニア・センパフローレンス
分類:シュウカイドウ科、
非耐寒性宿根草(一年草扱い)
学名:Begonia semparflorens-cultorum
原産地:南アメリカ
和名:四季咲きベゴニア
種まき時期:4月~6月、9月
開花時期:4~10月
発芽適温:25℃前後
生育適温:20℃~25℃
発芽日数:10~15日
株間:20cm
覆土:なし
ベゴニアには様々な種類がありますが、ここでは一般的なベゴニア・センパフローレンスの種まきをご紹介します。
センパフローレンスは開花期が長く、春まきした株の開花は6月の下旬ごろからですが、冬越しさせた株は4月頃から花が咲き始め、10月頃までずっと咲き続けます。
種子がとても細かく小さいので、ペレットシード(PS)といって、種子をコーティングして大きく扱いやすくしているものもありますよ。
栽培のポイント
種まき
蒔き時は4月~6月ごろが適期で、適温なら約2週間で発芽が始まります。
温度が低いと発芽率がとても悪くなるので、適温になってから蒔くのがおすすめです。
早蒔きする場合は種まきする前2~3週間程度、室内の暖かい場所にタネを置いておくとよいです。
タネはとても小さいので箱蒔きが適しており、蒔き床には市販の種まき専用土やピートバンを使うとよいです。
厚蒔き(タネを密にまくこと)にならないようにバラ蒔きし、底面給水させて発芽まで日陰で管理します。
ベゴニアは好光性種子なので覆土は不要です。
発芽までは乾燥させないように注意しましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
発芽したらよく日に当てますが、日差しが強すぎる場合は日よけをしたり、午前中だけ日に当てるなど加減しましょう。
また過湿にならないように注意します。かといって、ちょっと忘れるとカラカラに乾燥させてしまったりするので、これも注意!
本葉が2~3枚になったころに一本ずつ丁寧にポリポットやジフィーセブンなどに鉢上げします。
鉢上げ用の土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。
一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすことがあります。
鉢上げや仮移植の際、種まき専用土などの市販の培養土を使う場合は特に肥料は必要ありませんが、赤玉や腐葉土などで混合土作る場合は元肥として化成肥料を少し混ぜておくとよいです。
ポリポットなどでしばらく育苗し、根が回ってきたら株間を25cm前後空けて定植します。
病害虫
育苗中はナメクジの侵入や、過湿による根腐れに気を付けましょう。
栽培記録(2014年)
まとめ
【品種】:ベゴニア アンバサダーミックス(サカタのタネ)
【特徴】:照りのある深緑の葉とのコントラストが美しい
【播種日】:2015年3月27日
【播種場所】:室内の暖かい場所
【発芽までの日数】:約2週間
ペレットシード(PS)です。
3月下旬はまだ気温が低いので、種まきの2週間ほど前から、種子を室内の暖かい場所(昼は日光が差し込む窓際、夜は暖房の効いた場所)に置いておきました。
種まきにはココピートをメインにパーライトを少し混ぜた軽い混合土を使い、箱蒔き用の平鉢にバラ蒔きしました。
4月中は気温が上下するので、発芽後は暖かい日は昼間は外で日に当て、夜は室内へ取り込みました。
また、多湿を嫌うので蒔き床がびしゃびしゃにならないように注意しました。
発芽率は割とよかったのですが、その後の成長速度にはかなりバラつきがあり、鉢上げは開始から終了まで約3週間かかりました。
鉢上げには赤玉と腐葉土の混合土を使用し、元肥に化成肥料を少し入れました。
6月下旬頃、花が咲き始めてから7~8月は成長がゆっくり、9月下旬に12cmポットに鉢増し、霜が降りるまでよく咲きました。
ちなみに今年、霜が降りたのは12/20日でした。通常より1か月遅いです...
12/21日に霜でしおれた葉を切り、冬越しのためベランダの簡易ビニール温室へ移動!
栽培記録
(4/14)
子葉が開きました
(5/6)
本葉が見えてきました!ちっちゃ...
(5/21)
本葉が開きました
(6/25)
早いものは花が咲き始めました
(10/9)
苗が大きくなりました
(12/21)
切り戻して温室へ!