アスター
アスター ピンク
分類:キク科、耐寒性一年草
学名:Callistephus chinensis
原産地:中国
和名:エゾギク
種まき時期:4月上旬~5月上旬、9月中旬~10月下旬
開花時期:秋まき6月~7月、春まき8月~9月
発芽適温:20℃前後
生育適温:20℃前後
発芽日数:6~8日
株間:15cm~20cm
覆土:5mm
カラフルで夏の切花によく使われるキク科のお花です。
基本は春まきですが、暖かい場所では秋まきもできます。
発芽率もよく、丈夫ですが、高温乾燥期の育苗では病気や害虫が多く、かなり注意が必要です。
というわけで、個人的には難易度高いです(汗)
栽培のポイント
種まき
適温下では、1週間前後で発芽が始まります。
温暖地の場合、春まきは4月上旬~5月上旬、秋まきは9月中旬~10月下旬あたりが標準となっています。
一般的に「箱まき」が適していますが、ポリポットやジフィーセブン、セルトレーに直接タネをまく「ポットまき」もできます。
タネのまき方は、箱まきなら「ばらまき」か「点まき」がよいでしょう。
発芽率は比較的よいので、ポットまきの場合は、セルトレーや小さめのポリポットに2~3粒まきがおすすめです。
播種後は5mm程度覆土し、底面給水させて発芽を待ちましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
箱まきの場合、発芽したらよく日に当て、本葉が出たら一本ずつ丁寧にポリポットなどに鉢上げします。
春まきの場合、一般的には本葉5~6枚になったら植え付け可能ということなので、花壇やプランターなどに定植します。
秋まきの場合は、順次大きなポリポットなどに鉢増しし、冬季は霜よけをして冬を越させます。
花壇への定植の際は、株間15cm~20cmの間隔で、日当たりと水はけのよい場所に植え付けましょう。
酸性土を嫌うため、用土や花壇をあらかじめ石灰で中和しておくとよいです。また、連作も嫌うので毎年同じ場所に植えないようにすること。
病害虫
病害虫の総合商社です(...どっかで聞いたな(笑))
ハモグリバエ、アブラムシ、アワダチソウグンバイ、ヨトウムシ、ハダニ、など...
立枯病、さび病、など...
栽培記録(2019年 まあまあ成功編)
まとめ
【品種】:アスター ネネブルーフロスト(タキイ)
【特徴】:花径2~3cm、夏の切花に向く
【播種日】:2019年2月14日(室内まき)
【種まきの方法】:バラまき
【種まき用土】:鹿沼土の極小粒
【発芽までの日数】:約7日
今回は2017年(↓)のリベンジまきで、ほぼ経過は同じなので途中は省略です。
今年は雨ばかりで涼しいので、開花までは驚くほど順調。やっぱり乾燥と暑さは大敵なんだな...
一部地植え、メインは鉢植えにしてみました。
栽培記録
(2/22)
子葉が開きました。
(7/11)
鉢植えの株は草丈は30cm程度に成長、多少葉に傷みがありますが、ほぼ順調に開花が始まりました。
ただ、日照不足で色がはっきりとでないですね。
(7/18)
やっと色がはっきりしてきました。グラデーションがきれいです。
↑ここがピーク
この後、やっと梅雨が明けて暑くなってきたら、やっぱりいつものように弱って枯れてしまいました...
栽培記録(2017年 失敗編)
まとめ
【品種】:アスター ネネブルーフロスト(タキイ)
【特徴】:花径2~3cm、夏の切花に向く
【播種日】:2017年2月16日(室内まき)
【種まきの方法】:セルトレーに一粒まき
【種まき用土】:ココピート
【発芽までの日数】:約6日
今回は真冬の種まきのため、室内の暖かい窓辺で発芽を待ちました。
発芽後は順調に生育しましたが、結果的には7月上旬にアワダチソウグンバイの猛攻を受け、株が弱って枯死しました。
今年は6月下旬から7月上旬にかけての梅雨の時期に雨が降らず、33℃前後の高温乾燥が続いたこともあったかもしれません。
また、前回一本でボリューム不足だったので、3本立ちにした上に、植え付けまで長くポットで管理していたので、根詰まりさせてしまい、ちょっとストレスだったかも(T_T)
園芸店で苗を見てみたら、ちゃんと1本で立派な株に育ってるしね。無理はいけないなって反省!
栽培記録
(2/22)
発芽が始まりました。
(2/28)
子葉が開きました。発芽率は70%ぐらいです。
(3/8)
本葉がのぞき始めました。
(3/23)
本葉が増えてきました。昼間は暖かいベランダで管理し、夜は室内へ戻します。
(4/6)
一本だとボリュームが出ないので、10.5cmポリポットに3芽づつ鉢上げしました。
鉢上げ用土は赤玉(6)+市販の軽めの培養土(4)。
暖かくなってきたので、底面給水させて終日ベランダで管理します。
(5/5)
本葉が増えてきました。虫がつかないようにトウガラシのスプレーを時々散布します。
(5/30)
植え付け場所が決まるまで、12cmポリポットに鉢増しして待機です。
(6/10)
成長が早いものから順次花壇に植えつけて開始です。
(6/26)
花が咲き始めました。梅雨なのに雨が降らず、高温乾燥が続いているためか、気が付いたら葉にアワダチソウグンバイが!
(7/4)
草丈は40cm程度に成長しましたが、葉がかすり状に白くなっています(T_T)。かなり弱ってきました。
この後、葉がどんどんと茶色くなり、全て枯死してしまいました。