アジサイ
ヤマアジサイ・深山八重紫
分類:アジサイ科、落葉低木
原産地:日本
学名:Hydrangea macrophylla
日照:日向、半日陰
樹高:1m~2m
開花時期:6月~7月
うっとうしい梅雨の時期に美しい花をつけるアジサイ。この季節ならではの貴重な花木です。庭や鉢植えで一本は植えたいですね。
アジサイというとお寺などでよく見かける手まり咲きの花を思い浮かべますが、実は様々な仲間があります。
日本にはガクアジサイやヤマアジサイなど数多くの自生種がありますが、手まり咲きのアジサイはこのガクアジサイの変種なのだそうです。
その他、これら日本の自生種を西洋で改良して作られた西洋アジサイ(ハイドランジア)、最近人気が高い外国種のアメリカノリノキ・アナベルやカシワバアジサイなどがあります。
特にハイドランジアはカラフルで花の豪華な品種が多く、鉢植えは母の日のプレゼントなど贈り物にもよく使われています。
育て方のポイント
管理
適した環境
アジサイは、水を好むため、肥沃で湿潤な場所が適しています。また、真夏にカンカン照りになる場所よりは半日陰を好みます。
鉢植えの場合は水はけのよい用土が適しています(例:赤玉土小粒7+腐葉土3)。
また、鉢は通気性が適度によい駄温鉢が適しており、素焼き鉢では水切れしやすいとのことです。
水やり
地植えの場合はほとんど必要ありませんが、鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷりと与えましょう。水切れすると傷んだり枯れてしまうことがあります。
肥料
寒肥(12月下旬~2月上旬):発酵油粕の固形肥料、油粕や骨粉を配合した有機肥料、寒肥の専用肥料など。
お礼肥(花後6月頃から):月に1度、緩効性化成肥料や専用肥料を施す。これを1~2回ほど。
剪定
アジサイでよく聞かれるのが「花が咲かない」というもの。これは剪定の時期を間違っている場合が多いです。
一般的にアジサイの花芽分化は9月~10月頃、カシワバアジサイのみ8月~9月と少し早いので、これらの時期までに剪定を済ませればOKということになります。
安全なのは花後にすぐ剪定を済ませることです。わが家でも7月には切るようにしています。
切る位置は本や雑誌でも様々です。花から2節下を切るとか、当年枝の芽を3~5節残して切るとか、上部3分の1ぐらいを切るなど...
重要なのはどのように仕立てるのかということで、低木といっても横にも張るアジサイは丈が2mにもなるとけっこう邪魔になります。
庭植えやベランダなど、スペースに合った大きさを考えて切る位置を決めるのが良いと思います。
大きく育てる場合
開花枝は花の下から2節目の上でカット。花が咲かなかった枝は切らない。
コンパクトに育てる場合
開花枝は上から3分の1~半分ほどの位置でカット。花が咲かなかった枝も全体に合わせてカット。
小さく仕立て直す場合
株が大きくなりすぎた場合、樹高50cm前後あるいは株元から3~4節で刈り込みます。ただこの場合は翌年咲かないこともあるそうです。
翌年は、剪定時期に再度浅めに切って枝数を増やすと次の年にはコンパクトに沢山の花を付けます。
アナベルの剪定
イングリッシュガーデンでも人気の「アナベル」ですが、これだけは剪定時期が異なります。
アナベルは花芽が付くのが4月頃なので、その前の落葉期に剪定しても大丈夫です。
また、株元で切っても開花するので、サイズの調整がしやすいです。
増やし方
挿し木で増やせます。適期は6月~7月。
病気・害虫
病気はあまりないです。
アジサイを探す
探し方のポイント
柏葉アジサイ
日本原産のアジサイのほか、カラフルな西洋アジサイなど沢山の種類があります。
特にアナベル、カシワバアジサイなど、シンプルな白いアジサイはナチュラルガーデンにはとってもおすすめです。うっとりするくらいキレイですよ。
左の写真は庭植えにしているカシワバアジサイ「スノーフレーク」です。少しグリーンがかって透き通るような八重の花弁がとても美しい品種です。
ピックアップ
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