タマネギ
陰干し中のタマネギ
分類:ヒガンバナ科ネギ属
学名:Allium cepa
種まき時期:9月上旬~中旬(中間地)
収穫時期:4月~6月
発芽適温:15℃~20℃
生育適温:20℃前後
原産地:中央アジア
覆土:タネが隠れる程度
タマネギには極早生から晩生まで、収穫までの栽培期間が異なる品種が様々あり、種まきから収穫まで7~9か月前後かかります。
種をまいて、定植するための苗を作ってから最終的に等間隔に植え付けますが、この時に適した苗は直径が5~6mmとされています。
直径が7~10mm以上の苗が15℃以下の低温に一定期間あたると花芽が分化し、その後の長日でトウ立ち(抽苔)してしまうためです。
関東の標準的な種まき時期は9月の上旬から中旬ごろ。品種によって微妙に違うので説明書を読んで確認しましょう。種まき時期は厳守です!
なんだかすごく難しそうですが、時期さえ守ればちゃんと育ってくれますよ (^-^)v
種まき、めんどう!という方は定植に適した苗を買って植えるのも簡単でおすすめです。根っこむき出しで数十本束にしたのが販売されているのでコレお得です。
タマネギの根って乾燥に強いってことですかね~?最初は驚きました。
それから貯蔵の時期も品種によって異なるので、あわせて確認してから選びましょう。一般的に晩生種の方が長く保存できます。
栽培記録(2015年、プランター栽培編)
まとめ
【品種】:タマネギ チャージ(タキイ)
【特徴】:玉の肥大が早い甲高球の極早生、トウ立ちしにくく病気に強い
【播種日】:2015年9月13日
【発芽までの日数】:約8日
横長プランターを使って栽培してみました。
タマネギは種まきの適期がとっても短いので、うっかり忘れないように気を付けました(笑)
ポリポット数個に赤玉極小粒を入れ、種をバラまきして芽出しを行い、その後生育のよい芽を育苗用のポットに仮移植して育苗。その後、横長プランター2つに苗を定植して育てました。
霜が降りる頃に不織布でトンネルして保温、霜の心配がなくなるまで3月いっぱいはかけっぱなしでした。
追肥は1、2、3月の上旬に化成肥料をパラパラと施し、土寄せを行いました。
植え付けた苗は全て収穫し、日陰に干して順次美味しく頂きました♪
今回は芽出しと育苗を別のポットで行いましたが、一般的にはセルトレーで1つずつ苗を作る方法や、最初から小さめのプランターに種をまき、間引きしながら苗を作る方法があります。
栽培記録
播種後10日(9/23)
子葉が開きました。葉の先端の黒いのはタネの皮、発芽率もまずまず。
(10/5)
そろそろ苗を選別して育苗用の鉢に植え替えることにします。植え替え前の苗の様子。
(10/5)
ポリポットの中身をバラして苗を取り出しました。育ちがよさそうな苗をピックアップします。曲がってるのは×。
(11/4)
本葉が2~3枚程度、しっかりした苗になってきました。
(11/12)
育苗用のポリポットをバラして苗を取り出し、選別してプランターに定植しました。
プランターは60cmと45cmの2つ使用。60cmの方は左右2列に5本ずつ計10本、45cmのは2列に計8本植え付けました。
用土は育苗用と同じです。
(12/5)
本葉が増えてきて、根元も若干太くなってきました。ここからは追肥のたびに土寄せもしていきます。
(12/27)
根元はボールペンより太くなってきました。
今年は暖かいのですが、さすがに霜が降りてきたのでここから不織布を被せることにします。
(1/26)
全体的に太くなってきましたが、まだ根元は膨らんでいません。大丈夫かな?
(3/5)
気温が上がってきたら根元が膨らんできました。
(4/16)
おぉ~、タマネギっぽくなってきました♪
ちなみに不織布は4月に入ってからはずしました。
(5/15)
そろそろ葉が茶色くなってきたので収穫で~す♪
(5/15)
はい、こちらは60cmプランターの方。10個全部収穫しました。最大のものは直径9cmでした。これから日陰に干そうと思います。