
バロン・ジロー・ドゥ・ラン

バロン・ジロー・ドゥ・ラン
【Baron Girod de L'Ain】
・系統:Hybrid Perpetual
・作出国:フランス
・作出年:1897年
・開花期:一季咲き(返り咲き、四季咲きとも)
・花径:9cm
・樹高:2m
・樹形:つる性
・花色:濃いピンクに白の糸覆輪
・花形:カップ咲き
・芳香:強香、ダマスク系
オールドローズのハイブリットパーペチュアル(HPと表記)の系統に属します。
濃いピンクの花びらの縁に極細の白い覆輪が入る、華やかでエレガントなバラです。
「Baron Girod」はジロー男爵という意味らしいので、モデルの男爵様はいったいどんな方だったのか拝見したいですね。
育てた感想

バロン・ジロー・ドゥ・ラン
2010年に植え付けました。個人的にはとても気に入っているバラの1つです。庭植えした時期もありますが、現在は鉢植えにしています。
花色は赤や赤紫などの表記もありますが、わが家では咲き始めは下の写真のように明るく濃いピンク。
そしてバロンの特徴でもある白く細い糸覆輪が花びらの縁に入ります。
花が咲き進み退色が始まると、やや青みが入って次第に赤紫色に移り変ります。
個人的には少し退色が始まった頃の落ち着いた色が好きですが、咲き始めの明るい色の頃は日に当たると輝くように美しいです。
花びらが波打つと表記されることもありますが、フリル咲きではなく、花びらの縁が不規則に波状にギザギザしているため、遠目に見ると波打っているように見えるということではないでしょうか。
糸覆輪もすべての花びらに入るわけではなく、いい感じでところどころに入ります。
このほのかな覆輪のおかげで、濃いピンク色もベッタリな感じにならず、ちょっと涼しげなニュアンスが出るのがとてもよいです。

バロン・ジロー・ドゥ・ラン 咲き始め
シュートはやや固めでまっすぐ上に伸びますが、つる性の中では比較的細めなので曲げやすいと思います。わが家では最長で1.8cmぐらい伸びました。
ステムは短めで蕾がつくため、全体的に締まった感じでまとまりがよいです。花持ちもよいです。
いろいろ調べてみると、どうもウドンコ病にかかりやすいとのことですが、鉢を風通しの良い庭に置いているせいなのか、今のところほとんど気になりません。
ベランダなどの風通しの悪い場所で育てる場合は注意が必要かもしれませんね。
それから耐陰性もあまりないようです。日当たりのよい場所で育てないとシュートの出も悪い気がします。
このタイプは扱いやすく、いろいろな場所に誘引が可能なので、狭い日本の庭に適していると思います。
<2022年 更新>
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