ネメシア
ネメシア「メーテル・コジロー」
分類:ゴマノハグサ科、非耐寒性一年草、多年草
学名:Nemesia strumosa(一年草)
Nemesia caerulea (=N.foetens)(多年草)
原産地:南アフリカ
別名:ウンランモドキ
日照:日向~半日陰
耐寒性:中
耐暑性:中
花径:3cm~5cm
草丈:15~30cm
開花時期:一年草は4~6月
多年草は真夏と真冬以外通年
用途:庭植え、鉢植え、寄せ植え、ハンギング
苗の出回る時期:春、秋
ネメシアが一番たくさん出回るのは秋、涼しくなるころです。
晩秋から冬に咲く花が少なくなる時期なので、寄せ植えの素材としてとても人気があります。
ネメシアには基本的に一年草タイプと宿根草タイプがありますが、最近は両者をかけあわせた品種を多く見かけます。
一年草の方は耐寒性・耐暑性が比較的弱いですが花が大きく色鮮やか。宿根は耐寒性が強く、涼しく管理すれば夏越しもできる丈夫な品種です。
また、宿根タイプは開花期も長く、真夏と真冬以外は切り戻しを繰り返せばよく咲いてくれます。
つまり一年草と宿根草のハイブリッドは両者の利点を生かした品種ってことですね。
わが家の近くの園芸店ではメロウ、メーテル、サンサシアなどのハイブリッドを多く見かけます。
いずれも色がとてもキレイで、特に複色のネメシアは華やかで目を引きます。
育て方のポイント
日常の管理
宿根ネメシア「アレンジ」
日当たりを好みますが、暑さにはあまり強くないので7月~8月の夏の間は半日陰や明るい日陰になる場所が適しています。
また多湿が苦手なので、庭植えの場合は水はけの良いところに植え、鉢植えも水のやりすぎに注意しましょう。
私が今まで育てたことがあるのはタネから育てた宿根ネメシアと、メロウなどのハイブリッド(多年草)系です。
環境にもよると思いますが、耐寒性が強いとはいえ、寒風や霜に当たると花が咲かなくなるので、冬期はできるだけ寄せ植えなどの鉢植えで管理し、日中ポカポカと暖かい場所に置くのをおすすめします。
わが家では宿根ネメシアは基本的に落葉樹の木陰になる場所に地植えしていますが、やはり真冬と真夏は咲きません。
また、残念ながらわが家ではハイブリッド系はいまだに夏を越せたことがありません (T_T)
宿根ネメシアも2~3年すると消滅してしまいます。寿命はあまり長くないようです。たまにこぼれ種で株ができることがありますが、あまり大きくなりません。
切り戻し・花がら摘み
ネメシアは数輪が房になって咲くので、房ごとに咲き終わったら花茎の付け根から切り取ります。
めんどうな場合は、全体的に花が咲き終わったらところで半分ぐらいに切り戻します。
施肥
庭植え、鉢植えともに植え付け時に緩効性肥料を施します。
鉢植えの場合は植え付け1ヶ月が過ぎたころから追肥として月一回の置肥、もしくは月に2回程度液肥を施すとよいそうです。
私は追肥をよく忘れちゃうのですが、あまり神経質にならなくてもよく咲きますよ。
病気と害虫
あまりありませんが、長雨に当たると灰色かび病になることがあるそうです。
増やし方
挿し木で増やすことができます。適期は4月~6月、9月~10月です。
宿根ネメシアはこぼれ種で増えることがあります。
寄せ植えのおとも
パンジー&ビオラ、ストック、シロタエギク、アリッサム、ヒューケラなど秋から春まで鑑賞できる植物と合性がよいです♪
ネメシアを探す
探し方のポイント
一般的に宿根ネメシアと呼ばれている品種は、花が小さめで色もピンク、白、ブルー(薄紫)の3色です。
種子ではアレンジシリーズとポエトリーシリーズという2種がありますが、園芸店で苗が販売されるときは単に「宿根ネメシア」として出回っていることが多いです。
やっぱり園芸店で人気が高いのはハイブリッドでカラフルな品種群のようですね。私も毎年一株は買ってしまいます (*^-^*)
ピックアップ
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