
ガザニア

ガザニア ホワイトフレーム
分類:キク科、半耐寒性宿根草(暖地では越冬可)
学名:Gazania
和名:クンショウギク(勲章菊)
原産地:南アフリカ
種まき時期:9月~10月上旬
開花時期:5月~10月
発芽適温:15℃~20℃
生育適温:20℃~23℃
発芽日数:10日
株間:20cm~30cm
覆土:1mm
明るく存在感のある花色が特長で、春から秋まで長く咲いてくれるお花です。
寒地では一年草扱いのようですが、温暖地では戸外で越冬し、宿根草として毎年花を楽しむことができます。
種まきは秋まきが基本のようですが、春まきもできます。また、室内なら真冬でも種まきできるので、私は例年1月~2月上旬に種まきをしています。
春まきの場合は少し開花が遅れますが、真冬の室内まきの場合は、秋まきと同じ5月から開花します。場所さえあれば管理の期間を短くすることができますね。
タネですが個人的にはミックス種子がおススメです。私の経験ではガザニアは発芽率がとてもよい上、ミックス種子からはとびきりキレイな花色が出ることがあるので、一粒まきして発芽した苗は間引かず全部育ててみましょう。
栽培のポイント
種まき
タネはパンジーの種子よりちょっと大きいぐらいです。早ければ3~4日で発芽が始まります。
まき時ですが、5月咲きを目指す場合は秋蒔きは涼しくなってから、真冬なら室内で1~2月上旬に種まきします。
一般的に「箱まき」が適していますが、ポリポットやジフィーセブン、セルトレーに直接タネをまく「ポットまき」もできます。
タネのまき方は、箱まきなら「ばらまき」か「点まき」がよいでしょう。
私の経験ではガザニアの種子は発芽率がかなりよく、90%以上ということが普通なので、ポットまきの場合は、タネを無駄にしないためにもセルトレーや小さめのポリポットに1粒まきがおすすめです。
播種後は種子が隠れる程度に覆土し、底面給水させて発芽を待ちましょう。
ジフィーセブン・ピートバンの使い方
どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。
育苗・管理
箱まきの場合、発芽したらよく日に当て、本葉が2~3枚になったころに一本ずつ丁寧にポリポットなどに鉢上げします。
本葉8~9枚になったころが定植の適期ですが、冬季は霜よけが必要なので、寒い場所では鉢植えにするか、鉢増してポット苗のまま冬を越させるほうがよいです。
花壇への定植の際は、株間20cm~30cmの間隔で、日当たりと水はけのよい場所に植え付けましょう。
病害虫
特になし。
栽培記録(2017年)
総括
【品種】:ガザニア・ニューデイミックス(タキイ)
【特徴】:花が大きく、花首が短いコンパクトな姿のガザニア
【播種日】:2017年2月3日(室内まき)
【発芽までの日数】:約4日
種まきにはココピートをメインに赤玉土と腐葉土などを混ぜた軽い混合土を使い、箱蒔き用の平鉢にバラ蒔きしました。
種まきは4月の下旬に戸外で行い、種子の説明のほとんどぎりぎりの2週間かかって発芽、双葉がしっかり開くまでさらに1週間ほどかかりました。
双葉が開き切ってからすぐに6cmポリポットに仮移植しましたが、5月は気温が上がらなかったせいか、成長が鈍かったです。
6月に入ってからは比較的順調に成長、7月の上旬につるが伸びてきたところで、庭や鉢に定植しましました。
8月現在、花はまだパラパラと咲く程度、混合タネですが色も未だにピンクしか出ていません...
<9/9 追記>
9月に入って涼しくなったら、蕾が比較的沢山つくようになりました。
5株できましたが、どうも全てピンクのようです...とほほ。白や紫が見たかったな~
ただ、つるの出がよく、小さいですが葉はかなり茂ります。
栽培記録

(2/7)
発芽が始まりました。

(2/14)
子葉が開きました。発芽率はほぼ100%、かなりよいです。

(2/22)
本葉1枚目が出てきました。

(3/4)
本葉2枚目が出ました。これから鉢上げです。

(5/8)
9cmポリポットに鉢増ししました。

(5/25)
オレンジが最初に開花しました。

(7/29)
6月上旬に庭に植えましたが、高温乾燥でハダニがつき、葉が黄色くなり、蕾の上りも鈍いです。でもガザニアの夏は、例年こんな感じ。
