沈丁花(ジンチョウゲ)
沈丁花
分類:ジンチョウゲ科、常緑低木
原産地:中国
学名:Daphne odora
日照:日向~半日陰
開花期:3月~4月
樹高:1m前後
沈丁花は花と香りを楽しむことができる庭木の定番。
早春にただよう濃厚な香りは、いち早く春の訪れを知らせてくれます。
半日陰にも向き、シェードガーデンでも重宝される花木なので、わが家でも朝だけ日が当たる場所に植えています。
剪定もそれほど必要なく、コンパクトに丸くまとまるので育てやすく、鉢植えでも庭植えでも楽しめるのも嬉しいです。
後で知ったのですが、沈丁花は比較的寿命が短く、生育環境にもよりますが、一般的に20年前後と言われているそうです。
病気も意外に多く、突然調子が悪くなり、枯れたりすることもあるようなので、挿し木で予備の株を作っておくとよいそうですよ。
育て方のポイント
管理
適した環境
半日陰でも十分花が楽しめるのですが、花つきと香りをよくするためには日向での栽培がよいそうです。
また、適湿で肥沃な土壌を好み、粘土質の水はけの悪い土壌だと生育が悪くなります。
耐寒性はありますが、寒冷地では鉢植えにして冬は室内で管理すると安心です。
植え付け・植え替え(移植)
植え付け:3月~4月と9月ごろが適期
植え替え:鉢植えの場合は2年に1度を目安に、1~2回り大きな鉢に植え替えます。
移植:5月~6月が適期ですが、沈丁花は根を切られることを嫌い、太い根が張ってからの移植は困難です。
施肥
寒肥:1月~2月、油粕などの有機質肥料
追肥:花後の4月~5月に緩効性化成肥料
剪定
花芽分化が7月ごろなので、剪定は花後すぐ、4月ごろが適期です。
樹形を整えるには、樹冠から飛び出た枝を切り、内部の不要枝を切って風通しをよくしましょう。
増やし方
挿し木で簡単に増やすことができます。適期は4月で剪定した枝を使って行います。
15cm程度の挿し穂を作り、清潔な赤玉土などに挿して発根させます。
病気・害虫
病気:白絹病(しらきぬびょう)、白紋羽病(しろもんぱびょう)、ウイルス病、黒点病など
害虫:カイガラムシの発生
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探し方のポイント
苗の選び方ですが、店頭で見て購入する場合は、低い位置で分枝し、枝の太さにばらつきがなく、バランスのよい株を選びましょう。
品種は基本種(上の写真)のほか、花が純白のシロバナジンチョウゲ、葉にクリーム色の斑が入るフクリンジンチョウゲ、明るい黄色の斑が入る「前島」などがあります。
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