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ヒメイワダレソウ(リッピア)

ヒメイワダレソウの画像
ヒメイワダレソウ

分類:クマツヅラ科、多年草
学名:Phyla canescens
原産地:ペルー
和名:ツタバキリカズラ
日照:日向
耐寒性:強
耐暑性:強
花色:白、ピンク
花径:1cm
草丈:5cm ほふく性
開花時期:5月~10月

芝生以外で、人間が踏んでも大丈夫なグランドカバーといったらヒメイワダレソウではないかと思います。

庭造りを始めた頃、まず最初に植えたのは憧れの芝生でしたが、実際に育ててみると、頻繁に芝刈りをしなければならず、手入れがとても大変でした。

そんなとき、偶然TVでヒメイワダレソウを紹介しているのを見て、試してみようと思いました。

当時は園芸店では苗が売っていなかったので、遠方の専門農家からケースで売っていただき、少しずつ芝からヒメイワダレソウに張り替えていきました。

現在は芝はなくなり、花壇以外の場所にはヒメイワダレソウが緑のじゅうたんのように広がっています。

わが家にはそのほかにも様々なグランドカバーを植えていますが、一番丈夫で踏圧にも強いです。

ヒメイワダレソウはほふく性で、繁殖力はとても旺盛。遮るものがなければアスファルトの上でも、砂利の上でもどんどん広がっていきます。

耐寒性、耐暑性も抜群で、しっかり根を張れば乾燥にも強いです。

育て方のポイント

植え付け

ヒメイワダレソウの画像
ヒメイワダレソウの絨毯

苗を買って植え付けるなら春から梅雨入りの頃がおすすめです。

成長がさかんになるころで、水やりも植え付けの時にしっかりとすれば、あとは自然の降雨で十分に育っていきます。

基本的に日当たりが好きなので、夏の西日もなんのそのなんですが、日当たりが悪い場所では成長が鈍いです。

わが家では木陰などの半日陰で日差しの弱い場所ではうまく繁殖せず、横に広がるより上に向かって徒長する傾向がみられました。

ただ午前中の数時間だけ直射日光があたる東側では元気に繁殖しています。

日常の管理

本当に丈夫なので、根がついて広がり始めたら手入れはほとんどありません。肥料も不要です。

人間が踏むことで、より葉が密に茂り、じゅうたんのようになっていきます。

ただ元気すぎてどんどん伸びるので、やっぱり不要な箇所を取り除く作業が発生します。

冬の状態

冬は寒さで葉がほとんどなくなり、茎だけになります。

霜柱で根が浮き上がった茎や、根が張っていない茎などは足が引っかかることがあるので、注意しましょう。

増やし方

適期は春から初夏です。挿し芽でも増やせますが、根を付けた茎を切り取って掘り上げ、別の場所に移植するのが一番簡単です。

効果

ヒメイワダレソウの利点は、踏圧に強い丈夫なグランドカバーであること、芝刈りのような手間がないこと、雑草が生えるのを抑制できることです。

それに初夏から夏の間中、小さな可愛らしい花を楽しめるのも魅力で、ナチュラルガーデンなどには見た目にもとてもよいと思います。

ただ、植物ですから伸びすぎたらこまめにカットする必要があるし、雑草を抑制できるといっても100%ではありません。

わが家でも多くはありませんが、カタバミなどが間から生えてきたりもします(^_^;)

手間がかからないといってもあまり過大な期待をもたず、どんなグランドカバーが自分に合っているかよく検討してから植えましょう。

 

ヒメイワダレソウを探す

探し方のポイント

ヒメイワダレソウの画像
ヒメイワダレソウの絨毯

以前は白花だけでしたが、最近はロゼアという淡いピンクの花をつける品種も登場しています。

わが家でも一株買って植えてみましたが、白花とほとんど状態は同じです。

白花とピンクを混植したらどっちが勝つかはちょっと不明でーす。

ヒメイワダレソウの苗

 

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Lippia

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