デルフィニウム
デルフィニウム
分類:キンポウゲ科、一年草扱い
学名:Delphinium elatum
和名:オオヒエンソウ
日照:日向
耐寒性:強
耐暑性:中
花色:紫、白、ピンク
花径:3cm~4cm
草丈:80~150cm
開花時期:4~6月
デルフィニウムというと、イングリッシュガーデンなどでよく見られる長い花穂にびっしりと花を付け、まるで一つの大きなお花のように見える品種が有名ですよね。
このような品種はエラータム(elatum)系と呼ばれ、八重咲きで草丈は1m前後と大きく、「オーロラ」シリーズや「パシフィックジャイアント」シリーズなどがあります。
右上の写真はパシフィックジャイアントです。
また対照的な品種にシネンシス(chinense)系と呼ばれる系統があります。
シネンシス系はエラータム系とは違い、草丈が60cm前後と比較的小型で、一重咲きの花が細い茎にまばらにつくのが特徴です。
有名な品種では「ミストラル」シリーズがあります。
豪華さはエラータム系に負けますが、主張しすぎずナチュラルな感じが気に入っています♪
左下の写真はシネンシス系で、購入した苗から採取した種子を蒔いて育てたものです。ミントブルーという品種だったかな...
その他、あまり見かけませんがベラドンナ系といって、エラータムとシネンシスの中間のような品種もあります。
デルフィニウムの花色はブルー系、ピンク系、ホワイトがあり、ブルー系が一番好まれているようです。
ちなみにわが家ではブルー&ホワイト(上の写真)の爽やかなカラーが定番です♪
育て方のポイント
日常の管理
デルフィニウム・ミントブルー
日当たりと風通しがよく、水はけのよい場所を好みます。
丈が高く伸びる品種の場合は、強風で倒れないように支柱をしておくと安心です。
温暖地で夏越しをする場合は夏に場所を移動できるように、あらかじめ鉢植えにしておくことをお勧めします。
水やりは庭植えの場合は特に必要ありませんが、鉢植えの場合は乾いたらたっぷりと水をあげましょう。
1番花が咲き終わったら、花茎を根元から切り取ると、2番花を咲かせることができます。
施肥
植え付けの際に元肥として緩効性肥料などを施したら、あとは3月、5月に化成肥料を追肥します。
増やし方
種子ができるタイプはタネを採取して増やすことができます。私の経験ではシネンシス系。
夏越し
デルフィニウムは本来多年草ですが、夏の高温多湿が苦手なので、関東などの暖かい地域では夏越しが難しいです。
挑戦する場合は、夏は涼しくて風通しの良い半日陰が良いと思います。
病気と害虫
風通しが悪いとウドンコ病になることがあります。またヨトウムシに注意しましょう。
デルフィニウムを探す
探し方のポイント
主に出回っているのは大型のエラータム系とそよそよタイプのシネンシス系です。
それぞれの品種によって草丈が様々なので、植え付け場所に合った品種を選びましょう。
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