秋植え球根
このコーナーでは、基本的に季節の終わりに掘り上げて保存が必要な球根植物をご紹介します。
※球根は品種によって植え付け方や栽培方法が異なることがあります。一般的な栽培方法はあくまで参考とし、詳しくは球根に付属している説明書をよく読んで育てましょう。
チューリップ
春の球根と言ったらコレ、チューリップですよね~♪
水仙と同じくらいポピュラーで、子供のころから親しみのある球根植物です。
秋に植え付けてしまえば手間いらずで春の開花まで特にすることもなく、簡単に楽しむことができるのもうれしいです。
ただ植えっぱなしで毎年っていうのはちょっと厳しいかもしれません。
ラナンキュラス
どんなお花?
【分類】キンポウゲ科
【開花時期】4月~5月
【草丈】25cm~60cm(品種による)
【植え付け時期】10月
【植え付けの深さ】覆土2~3cm
【植え付けの間隔】15cm
【植え付け場所】日向
【植えっぱなし期間】毎年掘り上げ
【掘り上げ適期】6月
【耐寒性】弱
【耐暑性】弱
【用途】庭植え、鉢植え、切り花
幾重にも重なる花びらが、まるでバラのように美しいお花です。
特にビクトリアトレインやドリーマーといった品種は花が大きく、とても豪華で人気があります。
色もカラフルで、複色の品種もあり、バラエティーに富んでいます。
栽培のポイント
ラナンキュラスの球根は乾燥した状態で売られていますが、植え付け時に急激に吸水すると腐ることがあります。
あらかじめ、湿らせたココピートやバーミキュライトに半分ほど埋め、新芽や根が出始めた頃に植え付けを行います。
植え付けは、日当たりがよく水はけの良い場所が適しています。
鉢植えの場合は、6号鉢に3個程度が目安。
夏の高温多湿が苦手で球根が腐ることがあるので、毎年掘り上げ、しっかり乾燥させてから冷暗所で保管します。
掘り上げは6月ごろ、葉が黄変したしたころが適期です。
球根を探す
フリージア
どんなお花?
【分類】アヤメ科
【開花時期】3月~4月
【草丈】30cm~60cm(品種による)
【植え付け時期】10月~11月
【植え付けの深さ】3dm
【植え付けの間隔】5cm~10cm
【植え付け場所】日向
【植えっぱなし期間】毎年掘り上げ
【掘り上げ適期】5月~6月
【耐寒性】弱
【耐暑性】弱
【用途】庭植え、鉢植え、切り花
春に咲く、清楚で甘い香りも漂う美しいお花です♪
八重咲き品種や大輪種もあり、花色も白や黄色といった単色だけでなく、グラデーションがかった複色などもあります。
アヤメ科は連作を嫌うため、庭植えの場合は違う場所に植え替え、鉢植えは土を取り替えてあげましょう。
栽培のポイント
耐寒性が微妙で、凍結するような寒冷地の庭植えには向かないようです。関東以西では日当たりと風通し、水はけの良い場所に植え付けます。
鉢植えは植え付けたら暖かい軒下などで冬を越させます。
連作を嫌うため毎年掘り上げ、風通しの良い場所で乾燥させてから冷暗所で保管します。
掘り上げは5月~6月ごろ、葉が黄変したしたころが適期です。
球根を探す
アネモネ
どんなお花?
【分類】キンポウゲ科
【開花時期】2月下旬~5月
【草丈】5cm~40cm(品種による)
【植え付け時期】10月~11月
【植え付けの深さ】1~2cm
【植え付けの間隔】?
【植え付け場所】日向
【植えっぱなし期間】毎年掘り上げ(品種によっては植えっぱなしOK)
【掘り上げ適期】5月
【耐寒性】普通
【耐暑性】弱
【用途】庭植え、鉢植え、切り花
球根だけでなく鉢植えでも出回っているとてもポピュラーな春の花です。
カラフルで花の大きいコロナリアやフルゲンス、野趣に富んだネモローサやブランダなどがあります。
また、アネモネは品種によって少し扱いが変わってきます。
栽培のポイント
アネモネの球根は乾燥した状態で販売されますが、植え付け時に急激に吸水すると腐ることがあります。
あらかじめ、湿らせたココピートやバーミキュライトなどの上に乗せて、数日かけてゆっくりと吸水させます。
球根が膨らんだら尖った方を下にして、日当たりがよく水はけの良い場所に植え付けます。
ネモローサやブランダは夏の高温多湿が苦手なため、落葉樹の木陰などの半日陰が適しています。
コロナリアやフルゲンスは花後に葉が黄変したら掘り上げ、日陰で乾燥させてから冷暗所で保管します。
また、ネモローサやブランダは植えっぱなしOKです。
球根を探す