花と雑貨の情報館

花と雑貨の情報館へようこそ。ガーデニングや庭づくり、ガーデン雑貨などの情報を発信しています。

トップ > 種まき > 夏まき > カンレジュラ

カンレジュラ

冬しらず
寒咲きキンセンカ「冬知らず」

分類:キク科、耐寒性一年草
学名:Calendula officinalis
和名:キンセンカ
原産地:地中海沿岸
種まき時期:9月上旬~10月中旬<
開花時期:1~4月
発芽適温:20℃前後
生育適温:15℃~20℃
発芽日数:7~14日
株間:20cm
覆土:5mm

カンレジュラのタネ

冬になると園芸店に並ぶ金盞花(カレンジュラ)は明るい花色で、寒い季節にはちょっと心が温かくなるお花ですね。強い霜にあてなければ冬から春までずっと咲いてくれます。

一般的にはタネから育てた場合、開花は3月からと書いてありますが、8月下旬から9月の1週目ぐらいに蒔くと、12月下旬~1月に開花が始まります。

下の2007年の栽培記録では11月の下旬には開花する株がありましたが、このときはとても気候がよく、かなりまれなケースだと思います。

開花期間ですが、暑さに弱いので、わが家では4月までしか咲きません。場所によってはもっと長く咲くこともあるようです。

金盞花にはいろいろな品種があります。一般的な50cm~60cmの品種から、20cm~30cmのわい性種まで様々ありますので、用途によって品種を選ぶと良いともいます。

ちなみに右の写真は「冬知らず」という品種で、花径2cmの小輪多花性で寒さに強く冬中咲いています。これは苗で購入しましたがこぼれ種でよく出ます。

栽培のポイント

種まき

タネは比較的大きいので種まきはしやすいです。

種まきは箱蒔きが一般的です。種子メーカーがすすめる蒔き方によると、種まき用土を入れた育苗箱に3cm角に一粒ずつ点まきにし、覆土を5mmほどして日の当たる場所で管理します。

また、箱蒔きに抵抗がある場合はポリポットやジフィーセブン、ジフィーポットなどに2~3粒ぐらい直まきして間引く方法でも良いと思います。

播種には種まき専用土などを使うと安全です。一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすのかうまく育たないことがありました。

また、残暑の厳しい時期に種まきする場合は、発芽は日陰で行うのがおすすめです。

ジフィーセブン・ピートバンの使い方

どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。

ジフィーセブン・ピートバンの詳しい説明はこちら>>

 

育苗・管理

発芽したら日に当て、徒長しないように水遣りを控え、乾かしぎみに育てます。まだ日差しが強い場合は遮光したりして徐々に日に当てるようにしたほうがよいです。

箱蒔きの場合は本葉が2~3枚になったところでポリポットなどに鉢上げして管理します。

ポリポット、ジフィーセブン、ジフィーポットへの直まきの場合は本葉が出始めたら一本に間引き、そのまま管理します。

ジフィーセブンの場合は表面に根が出てきたら、ポリポットなどに一旦仮移植します。

鉢上げ先の用土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすのか、うまく育たないことがありました。

鉢上げや仮移植の際、種まき専用土などの市販の培養土を使う場合は特に肥料は必要ありませんが、赤玉や腐葉土などで混合土を作る場合は元肥として化成肥料を少々混ぜておくとよいです。

本葉5~6枚の頃、株間約20cmでプランターや花壇に植えつけます。

病害虫

暑い時期の育苗中によく発生するのがウドンコ病です。ベランダなど風通しの悪い場所で育苗する場合は特に注意が必要です。

地植えに定植する場合ですが、ダンゴムシが多いお庭では要注意です。本葉が5枚前後の頃に定植したところ、一晩で跡形もなく消滅したことがあります。植え付けの時期にもよりますが、涼しくなるまでポットで育てたほうがよいです。

 

栽培記録(2013年)

まとめ

【品種】:ブロンズビューティー
【特徴】:花弁の表がクリーム色で裏がブロンズ色
【播種日】:2013年9月5日
【発芽までの日数】:5日

私は毎年小粒か極小粒の赤玉土を入れたポットにバラまきし種子が隠れる程度覆土、本葉が出たら1本ずつポットに鉢上げする方法でやってますが、2013年はちょっと土を変えてみました。

播種の時期ですが、8月上旬に蒔いたことがあるのですが、育苗には暑すぎるのかウドンコ病にかかり、全滅した年もありました。やはり種まきは9月以降がおすすめです。

日陰で発芽を待ち、発芽が始まったら速攻で日向へ移動!まだ日差しが強かったので、木陰で管理。

種まきには軽い土を作ってやってみました。ココピートに鹿沼土を3割ぐらい、苦土石灰を少々。蒔き床はカップヤキソバの空 (^m^)

そして定石どおり、移植時は100均で買ったチビシャベルで根鉢ごとごっそりすくい、赤玉+腐葉土の混合土(元肥として化成肥料を少し)に一本ずつ丁寧に鉢上げ。

ポリポットへの鉢上げの時は倒れないように根元までしっかり埋めます。

栽培記録

キンセンカ(金盞花)の発芽(9月)

(9/10)
双葉が開きました!

キンセンカ(金盞花)の鉢上げ前の様子(9月)

(9/24)
鉢上げ前の様子。本葉が2~3枚出ました

キンセンカ(金盞花)の鉢上げ作業の様子(9月)

(9/24)
鉢上げ作業の様子。根鉢をなるべくくずさないよ掘り上げ

キンセンカ(金盞花)の鉢上げ後の様子(9月)

(9/24)
鉢上げ後の様子。6cmポットロングに鉢上げしました

用土は赤玉(4)+市販の軽めの培養土(6)。

キンセンカ(金盞花)の様子(10月)

(10/21)
ポット苗の様子。7.5cmポットロングに鉢増ししました

キンセンカ(金盞花)の様子(11月)

(11/7)
コンテナに定植しました

キンセンカ(金盞花)の蕾(12月)

(12/14)
真ん中に蕾ができています。ちょっと遅いですね

キンセンカ(金盞花)の開花(3月)

(3/6)
寒さのせいか遅い。やっとキレイに咲き始めた

 

カテゴリー

2981421

ページのトップへ戻る