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ビスカリア

ビスカリアの画像
ビスカリア

分類:ナデシコ科、耐寒性一年草
学名:Silene coeil-rosa(Viscaria oculata)
和名:梅なでしこ、コムギセンノウ
原産地:ヨーロッパ
種まき時期:9月下旬~10月
開花時期:5月~7月
発芽適温:18℃~20℃
生育適温:10℃~20℃
発芽日数:7~10日
株間:15cm~20cm
覆土:なし(好光性)
草丈:50cm前後

ビスカリアのタネ

蕾や花の形もアグロステンマを小さくしたような感じで、そよそよと風に揺れる姿がとても美しいお花です。

花色は白、ピンク系や紫系などの淡い色が多いです。

種子は小さいですが発芽率もよく、比較的まきやすいと思います。

栽培のポイント

種まき

秋蒔きは9月下旬~10月頃、春蒔きは3月下旬~4月頃が蒔きどきです。

春蒔きの場合は直蒔きもできるそうです。

タネは小さめなので箱蒔きが適しており、蒔き床には市販の種まき専用土やピートバンを使うとよいです。

蒔き床にタネが重ならないようにバラ蒔きし、好光性のため覆土は不要、底面給水させて発芽まで日陰で管理します。

通常なら約1週間前後で発芽が始まります。

ジフィーセブン・ピートバンの使い方

どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。

ジフィーセブン・ピートバンの詳しい説明はこちら>>

 

育苗・管理

種子の説明によれば、寒さには少し弱いとのことで、秋蒔きの場合は苗床で霜よけして冬越しさせ、春に本葉5~6枚程度で植替えるとあります。

「植替え」とは「定植」のことと思われますが、表記が変わったのでしょうか?かえって分かりにくいですね。

さて、今回育ててみた結果、成長は割と早く、春に本葉が5~6枚ってよほどの寒冷地でなければありえない気がします。

というわけで、わが家での秋蒔きの育苗を基に、以下書いてみます。

発芽したら日に当て、本葉が2~3枚になったころ、一本ずつ丁寧にポリポットやジフィーセブンなどに鉢上げします。

鉢上げ用の土ですが、育苗用の専用土かできるだけ肥料分の少ないほうが良いと思います。一般的な園芸用土は肥料分が多く、小さい苗が肥料やけをおこすことがあります。

赤玉や腐葉土などの混合土に鉢上げする場合は、元肥として化成肥料を少量混ぜておくとよいです。

耐寒性が微妙とのことで、苗が小さい間だけ、念のため簡易ビニール温室で霜よけしましたが、冬の間もじわじわと成長します。

7.5cmなど小さめのポリポットに鉢上げした場合は、成長を見て冬の間にも9㎝以上のポットに鉢増ししましょう。

3月下旬頃、花壇などに定植します。株間は20cm以上はとりましょう。

病害虫

秋蒔きの育苗中は寒い時期なので特に心配する病気や害虫はありません。

 

栽培記録(2013年)

まとめ

【品種】:ビスカリア混合(タキイ)
【播種日】:2013年9月25日
【発芽までの日数】:約5日

ビスカリアの種まき初挑戦です。

蒔き床にはココピートをメインにした軽い混合土、鉢上げには赤玉土と腐葉土メインの混合土を使いました。

発芽率はよく、鉢上げは2芽ずつで、その後に1本に間引きました。

冬の間もじわじわと成長するので、写真はありませんが、12月頃に9cmポットに鉢増ししました。

今回は初めてなのでポリポットで霜よけして冬越させ、植え付け場所によって1月下旬から3月にかけて花壇に定植してみました。

結果、わが家の環境では寒さの問題はなく、全て順調に開花しました。

栽培記録

ビスカリアの発芽(10月)

(10/1)

双葉がしっかりと開きました

ビスカリアの様子(10月)

(10/17)

鉢上げ前の様子。本葉が2枚

ビスカリアの鉢上げ(10月)

(10/17)

2芽ずつ7.5cmポットに鉢上げ

ビスカリアの様子(1月)

(1/5)

本葉が増えてきました

ビスカリアの様子(1月)

(1/20)

軒下の花壇に植え付け

ビスカリアの様子(3月)

(3/7)

大きくなっています

ビスカリアの様子(4月)

(4/1)

株張り20cmぐらい

ビスカリアの様子(5月)

(5/14)

開花が始まりました

 

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