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スカビオサ

スカビオサ
スカビオサ・バーガンディ

分類:マツムシソウ科、耐寒性宿根草(一年草扱い)
学名:Scabiosa atropurpurea
和名:西洋松虫草
原産地:南ヨーロッパ
種まき時期:9月~10月、3月~4月
開花時期:6月~7月
発芽適温:20℃前後
生育適温:
発芽日数:10~15日
株間:20cm~30cm
覆土:5mm

スカビオサのタネ

松虫草の仲間で、ヨーロッパで改良された品種です。西洋マツムシソウにはいろんな種類がありますが、ここで紹介するのはスカビオサ・アトロプルプレア(Scabiosa atropurpurea)という高性の品種です。

アトロプルプレアは草丈が60cm~80cm、冷涼な気候を好み、夏の高温多湿に耐えられないため一年草扱いとなっています。

本来多年草なので涼しい環境で夏越しができれば秋にも咲くようです。ちなみにわが家の夏は酷暑なので成功したことがありません。

花色は豊富で、赤、ピンク、ブルー、紫、白などがあります。特にボジョレーやバーガンディといった深みのあるワインレッドのスカビオサはシックで美しいです。

また種子は比較的大きく、発芽率もまずまずなので初心者でも育てやすいと思います。

播種は暖地では秋蒔き、寒地では春まきが一般的です。

栽培のポイント

種まき

秋蒔きは9月下旬~10月上旬、春蒔きは4月ごろが蒔きどきです。

あまり気温が高いと発芽率が悪くなるので、無理して早蒔きしないほうがよいです。咲くのは翌年の初夏ですからね...

通常は約一週間ほどで発芽が始まります。

タネは大きめなので箱蒔きして本葉が出たらポリポットなどに鉢上げするのが一番効率がよいのです。

初心者で不安な場合は、ちょっとタネはもったいないですが、ジフィーセブン、フィジーポットや小さ目のポリポットに2~3粒ずつ直まきし、最終的に一本に間引いて育てるのが安全です。

播種には種まき専用土などを使うと良いと思います。

ジフィーセブン・ピートバンの使い方

どちらもピートモスを圧縮加工したもので、水で膨らまして使用する育苗資材です。

ジフィーセブン・ピートバンの詳しい説明はこちら>>

 

育苗・管理

発芽したら日に当て、箱蒔きの場合は本葉が3~4枚になったところでポリポットに鉢上げして管理します。

ポリポット、ジフィーセブン、ジフィーポットへの直まきの場合は本葉が出始めたら一本に間引き、そのまま管理します。

ジフィーセブンの場合は表面に根が出てきたら、ポリポットなどに一旦仮移植します。

鉢上げや仮移植の際、種まき専用土などの市販の培養土を使う場合は特に肥料は必要ありませんが、赤玉や腐葉土などで混合土を作る場合は元肥として化成肥料を混ぜておくとよいです。

スカビオサは寒さに強いので霜が降りる前、11月上旬ごろまでに定植してしまいます。定植は本葉が10枚前後になったころが適期です。

植え付けは日当たりがよく、水はけのよい場所が最適です。また、わが家では霜柱が張る場所でも霜よけは特にしていません。

苗が小さすぎる場合は無理をせず、鉢増ししてワンサイズ上のポリポットなどで冬を越させ、早春に植え付けるとよいです。

暖かくなるとぐんぐん根が張ってくるので、春植えの場合は遅れないように気を付けましょう!根詰まりしちゃうので...

病害虫

育苗中は寒い時期なので特に心配する病気や害虫はありません。

 

栽培記録(2007年)

まとめ

【品種】:スカビオサ混合
【播種日】:2007年9月12日
【発芽までの日数】:約5日

まき床には赤玉極小粒を使ったり、ジフィーセブンを使ったり、そのときによっていろいろです。下記の2007年のときはジフィーセブンを使用し、間引きして育てました。

また、写真はありませんが、10月に一度ポリポットに仮移植しています。

栽培記録

スカビオサの発芽(9月)

(9/17)

双葉が開きました

スカビオサの様子(11月)

(11/4)

本葉10枚前後になってきたので定植

スカビオサの様子(6月)

(翌年6/17)

開花が始まりました

 

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