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ラベンダー

どんなハーブ?

庭のラベンダー・花うさぎ

分類:シソ科ラバンデュラ属
形態:常緑低木
原産地:地中海沿岸
学名:Lavandula
日照:日向
耐寒性:強
耐暑性:品種による
樹高:30cm~120m

ハーブに詳しくない人も、ラベンダーの香りを知らない人はいないのでは?というほど代表的なハーブです。

オイルや芳香剤にもよく使われる香りですが、化学的に作られたキツイ香りが多く、本物のやわらかな香りを楽しむにはやはり家庭で栽培するのが一番です。

私も大好きで、越してきてすぐに何株か植えたのですが、当時植えたものは移植を繰り返しているうちに枯らしてしました。

その後ラベンダーについていろいろ調べたところ、さまざまな系統があり、それぞれ特徴が異なることがわかりました。

どこにでもあるように思えたラベンダーですが、意外にも夏の高温多湿が苦手で、暖地での夏越しが難しい品種が多いのです。

最初に植えたラベンダーが偶然にも夏に強い品種だったので、あまり意識もせずに手荒な扱いをしていたな~と反省しました。

いろいろ調べてみたら、いわゆるイングリッシュラベンダーと言われるアングスティフォリア系は耐寒性は強いものの耐暑性が弱いそうです。

関東ならラバンディン系やストエカス系が耐暑性があり、おすすめなのだそうですよ。

ここでは比較的ポピュラーな3つの系統のラベンダーをご紹介します。

 

育て方のポイント

ラベンダーはからっとした地中海性気候が原産地なので、日当たりと水はけのよい場所で、乾燥気味に育てるのが基本です。

植え付け

適期は3月~4月です。苗を購入したら大きめの鉢に、水はけのよい用土を使用して植え付けます。

用土例:赤玉土小粒(6)+腐葉土(2)+牛ふん堆肥(2)+苦土石灰、元肥として緩効性化成肥料を適量。

庭植えの場合は、水はけのよい場所を選び、予め腐葉土や堆肥、苦土石灰、元肥を混ぜて耕しておく。

根が回っている場合は、植え付け前に軽く根鉢をほぐしてから植え付けます。

水やり

夏は朝か夕方、それ以外は午前中に行うのがベスト。

過湿は禁物です。鉢植えの場合は表土が乾いてから、流れ出るまでたっぷりと。

施肥

あまり肥料を必要としないため、植え付けや植え替え時に元肥として緩効性化成肥料を、3月と9月に追肥の化成肥料を施します。

夏の管理

5月~7月ごろ、品種によって時期はずれますが、花が終わり梅雨を迎える頃までに「枝すかし」をします。

枯れた葉を取り除き、内側の込み合った枝をすかして風通しをよくしましょう。

鉢植えは高温多湿にならないように、雨の当たらない軒下、風通しのよい半日陰など、ある程度日が当たり、びしょびしょにならない場所を探しましょう。

庭植えはよしずなどで遮光したり、予め西日の当たらない場所に植えるなどしましょう。

切り戻し(強剪定)

次第に枝が老化して花つきが悪くなってくるので、根が動かない時期に株元から1/3~1/2のあたりで強剪定を行います。

アングスティフォリア系・ラバンディン系は12月上旬(暖地)、2月中旬~下旬(寒冷地)、ストエカス系は11月上旬が目安です。

増やし方

挿し木で増やすのが一般的です。適期は4月~6月上旬、9月~10月です。

植え替え・移植

ラベンダーは生育旺盛で根詰まりしやすいので、鉢植えは毎年切り戻し後に根鉢をくずさないように植え替えます。

庭植えの移植は植えつけてから2年目あたりまでなら可能。適期は12月~2月で、根を切った分、地上部も切り詰める。

 

アングスティフォリア系(イングリッシュラベンダー)

学名:Lavandula angustifolia
開花期:5月~6月
耐寒性:強
耐暑性:弱
芳香:非常に強い
おすすめ用途:ポプリ、リース、ティー

最もポピュラーで、ラベンダーの代表ともいえる種類。イングリッシュラベンダー、コモンラベンダー、トゥルーラベンダーなどとも呼ばれます。

品種も多く、香りはもちろん、花や株姿も最も魅力的と言われています。富良野で育てられているラベンダーもこの系統が多いそうですよ。

花穂はコンパクトなものが多く、花色は紫の濃淡や白、ピンクもあり、バラエティーに富んでいます。

耐寒性は強いものの、真夏の高温多湿に弱いため、暖地では3年~5年の短命になることが多いそうです。

ちなみに猛暑日が続くわが家では、この系統は完全にあきらめました。

夏に半日陰で管理しても秋までもったことがなく、ヒッドコートをはじめ、過去にたくさんの苗を枯らしてしまいました(泣)

代表的な品種は、上記のヒッドコート(ヒドコート)、オカムラサキ、マンステッドなど...

アングスティフォリア系の苗

 

ラバンディン(ラバンジン)系

学名:Lavandula × intermedia
開花期:6月下旬~8月上旬
耐寒性:強
耐暑性:強
芳香:強い
おすすめ用途:ラベンダースティック

アングスティフォリア系とスパイクラベンダーとの交雑種です。

スパイクラベンダーは原種のひとつで、耐寒性・耐暑性に優れ、大型で強健な品種だということです。つまりラバンディン系は両種の長所を受け継いだラベンダーといえますね。

なにより嬉しいのは夏の暑さに強いことです♪

もちろん、香りのよさや花の美しさもちゃんと受け継いでおり、特に花穂が長いためラベンダースティックに最適なんです。

私の場合はラベンダーステッィクをたくさん作りたかったので、3年ほど前からグロッソを鉢植えで育てています。

雑誌で見たグロッソはすごい大株で、数え切れないほどの花穂が付いていました。いったい何本のスティックができることやら??

わが家のグロッソも株張りが40cm程になり、今年は沢山のスティックができました。(2015年現在)

代表的な品種は、グロッソ、スーパーセビリアンブルー、アラビアンナイトなど...

ラバンディン系の苗

 

ストエカス系(フレンチラベンダー)

庭のラベンダー・花うさぎ
花うさぎ

学名:Lavandula stoechas
開花期:4月上旬~6月上旬
耐寒性:やや弱い
耐暑性:強
芳香:弱い
おすすめ用途:庭植え、鉢植えでの観賞

フレンチラベンダー、スパニッシュラベンダーなどとも呼ばれます。

丸みのある花穂の先に、ウサギの耳のように飛びでた苞葉(ほうよう)があるのが特徴で、頭に結んだリボンに例えられることもあります。

香りはあまり強くなく、ドライにも向かないので、花壇の縁取りや鉢植えにして、可愛らしい姿を楽しむのがおすすめです。

写真は2011年の秋に購入したフレンチラベンダー「花うさぎ」です。

代表的な品種はエイボンビュー(アボンビュー)、キューレッド、ヘルムスデールなど...

ストエカス系の苗

 

ラベンダーを探す

探し方のポイント

上記のように、ラベンダーにはさまざまな系統があります。

園芸店の店頭でよく見かけるのはこれぞラベンダー!というアングスティフォリア系ではないでしょうか。

品種名は富良野のラベンダーとかイングリッシュラベンダーとか魅力的な名前がついていて、見た目も美しいのが特徴です。

ついつい手が出てしまうのですが、数ある系統の中でもアングスティフォリア系は唯一耐暑性が弱い系統なので注意しましょう。

また、レースラベンダーという名で流通しているムルチフィダラベンダーはプテロストエカス系に属し、耐寒性が約0℃と比較的弱いため、冬は室内か霜の当たらない軒下で管理するのが安全です。

ラベンダー全種の苗

 

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